【海外生活総括】ありがとう、2024年

もう2025年になって1ヶ月経とうとしているが、今更だけど2024年を振り返ってみる。

2023年の振り返りはこちらで↑

新年は日本で過ごす

2024年の始まりは、日本（実家）だった。紅白を見て、正月に初詣に行き、初売りに行き、平々凡々なお正月。夫抜きで実家で過ごすお正月はいつぶりだろうか？

やっぱり日本のお正月は格別だ。澄んだ空気のお正月は身が引き締まるし、厳かな感じがする。シンガポールだとぬるっと正月が終わってしまうからね・・・（苦笑い）

年越し番組も、初詣も、こんなに楽しかったんだと海外に住んでて気づく。

不妊治療に勤しむ

日本に帰ってた理由は不妊治療なのですが、これが大変だった。注射にホルモン剤などなど。自分がどんどん薬漬けになって、体がボロボロになっていく実感がありました。

自己注射怖いし、1日3回いろんな薬飲んだり入れたりしないといけないし。採卵は怖いし、そして結果を聞くのももっと怖いし。ずっとずっと暗いトンネルにいるイメージ。

しかも一番辛かったのは、日本の友人に不妊治療をしていると打ち明けてなかったこと。不妊治療のため数ヶ月単位で日本にいるのだけど、友達にそんなに長く帰ってるとバレる（？）と怪しまれるので、不妊治療を経験した友人1人を除き、数ヶ月も日本にいたのに会っていませんでした。

ずっと実家にいて両親と過ごしてイライラ。勝手に住み着いてるのに贅沢な話ですよね（笑）
ホルモン剤の影響もありずっと性格悪かったです。両親よ、ごめん！！！

あんな長く日本にいたのに誰にも会ってないの勿体無いけど、仕方がないね。

日本でエンタメを楽しんだ

不妊治療で心が荒んでたけど、せっかく日本にいるんだからエンタメを楽しもうと行ったさんまさんの舞台。

私、生きてるうちにさんまさんに会ってみたくて、でもなかなか偶然遭遇しないし番組観覧も行けなくて（笑）

ということでお金払ったら会えるでしょ！と舞台のチケットをゲット。東京ドームの隣に新しくできた吉本の劇場IMMシアターの柿落とし公演ということで観に行ってきた。生さんまさんを堪能しました。意外と近い！そして実際のさんまさん、マジで声ガビガビすぎて聞き取れなかった（笑）テレビだとそうでもないのに、編集さん、めっちゃ調整してるのかな？？
実家が田舎なので、こういう機会に東京に行けてとっても楽しかった！1泊2日でエンジョイしました。

日本一歌がうまい！と言われる玉置浩二のコンサートにも行ってきた。母が1度は行ってみたいというので。ちょうどコンサートのチケットが取れて行ってきたんだけど、オーケストラコラボのコンサートで、あまり私たちが知ってる曲は演奏されず、盛り上がる”田園”もショートバージョンでガッカリ。歌は上手いんだけどちょっと思ってたコンサートとは違った。これもまた経験。

日本の食を楽しんだ

せっかく日本にいるのだからと日本の美味しいものも楽しんだ。母の誕生日だったので、いちごビュッフェに行った。

こんなに美味しいいちごケーキなどが食べられて数千円だなんて。シンガポールでは当たり外れのあるケーキだが、日本なら確実に美味しい。

とにかく不妊治療中、友人とも会えないし実家にずっといるだけでやることがなかったので食べまくってました。しばらく日本は恋しくないかな、というくらい。（笑）

束の間のシンガポールタイム

今年は治療のため日本にいたので、シンガポールタイムは束の間。夫にもほとんど会えてない1年だったので、シンガポールに戻った時はたくさん二人でお出かけしました。

旅行はいけないけれど、行きたかったお店に行ったり、二人で家でご飯を食べたり。何気ない日常が、とても楽しかった！

日本にいる間に急に恋しくなったドラゴンフルーツ（笑）やっぱり南国フルーツの多さはシンガポールならでは！

シンガポールをもっと楽しまなきゃ！と観光客っぽいことも色々と。

行きたかった”シロソ峠”にも行きました。

せっかくシンガポールに住んでるなら日本とシンガポールの歴史、ちゃんと知らなきゃね。

両親がシンガポールにやってきた！

日本で散々一緒だったのに「足腰が動くうちに！」と両親がシンガポールへ遊びにきた。

今まで行ったお店や、フォロワーさんのアテンド投稿を参考にしながら行程を組んでいく。

しかし「足腰が元気なうちに！」というが、やっぱり歳は歳なので、思っていた通りにほとんど回れなかった（笑）

私もまた日本に戻ることが決まっていたので、母だけが滞在している日は私の行きたかった場所へ連れ回しました。

我が子にやっと会えた

何より思い出深く、忘れられない。辛い不妊治療の末、我が子に会うことができた。

不妊治療でホルモン剤漬けの日々、自己注射跡だらけのお腹、採卵してもうまくいかなかった日、シンガポールと日本を往復しながらの治療。辛いことばかりだったし、夫とも何回も衝突して、涙を流したけど、それでもやっと、やっと我が子に会えた。ずっとずっとなりたかった母になれた。

妊娠中も自分のお腹に赤ちゃんがいると実感がなかったけど、生まれて、産声を聞いて「あぁ、本当にいたんだな」と思った。子供のいない自分がずっと社会から孤立しているような気がしていた一年前。やっと、母になった。

子育ては大変なことが多い。不妊治療に何百万もかけて、体も精神も痛めつけて産んだはずなのに、イライラしてしまったり泣いてしまうこともある。私がすんなり妊娠するタイプだったら根を上げていたのかも。だから不妊治療というステップを踏んだのかなあ。

でも、そんな日々でも楽しい。我が子の寝顔を見ていると、幸せ。

これからキミにどんな人生が待ってるかな？シンガポールで生活した日々、覚えてるかな？きっと覚えてないよね（笑）

色々なことが起こった1年でしたが、人生で忘れられない1年になりました。このブログを最後まで読んでくれて、ありがとう。皆様も素敵な1年だったかな？？